お正月のかっこいい行事!出初式ってなに?

出初式ってなに? 年始

小学生にもわかりやすい文章に
お正月に行われる「出初式」という行事を知っていますか?
消防士さんたちが高い梯子の上でいろいろな技を見せてくれるんです。その姿はとてもかっこよくて、見る人をびっくりさせますよね。

この文章では、出初式がいつ行われるのか、どうして梯子を使うのか、そしてこの行事にはどんな目的や意味があるのかを、分かりやすくお話しします。

消防士さんのお正月の特別な行事!出初式って何?

「でぞめしき」と読みます。

消防士さんや消防団の人たちが、お正月の時期に行う毎年の特別な行事です。「消防出初式」と呼ばれることもあります。

「出初」という言葉には、「初めて出動する」という意味があります。この行事は、その年で最初に消防の練習をする日なんです。

出初式では、消防士さんたちが使っている道具や練習の様子を住んでいる人たちに見てもらうことで、安心してもらうのが目的です。また、この行事を通じて「火事に気をつけよう」という意識を持ってもらうことも大切な目的の一つです。

江戸から続く消防の伝統!出初式の歴史を知ろう

昔の江戸にはたくさんの木の家があって、火事がよく起きていました。そのため、江戸幕府は「火消」という消防の仕組みを作りました。火消には三つの種類がありました。

大名火消
大名が指揮をとり、武家屋敷や江戸城を守るために働きました。大名たちは特別な服を着て、消火作業をしていたそうです。

定火消
大きな火事が起きたとき、大名火消だけでは間に合わなかったため、新しく作られた組織です。旗本が指揮をして、火消屋敷に住み、すぐに火事場に行けるよう準備をしていました。

町火消
町に住む人たちを守るために作られた消防組織です。町ごとにグループを作り、「いろは組」という名前で活動しました。

出初式の始まり
1659年1月4日、定火消が上野東照宮で「出初」という儀式を行いました。これは江戸の人たちに「火事を防ごう」という希望を伝えるためのものでした。これが今の出初式の始まりです。その後、町火消も同じような儀式を行いましたが、「初出」と呼んでいました。

現代の出初式
明治時代になると、警察や消防署が消防活動を行うようになり、今の「東京消防出初式」に発展しました。昔から伝わるこの行事は、毎年新しい年を迎えて消防活動の大切さを伝えるために続いています。

江戸時代から続く勇気の技!出初式の梯子乗り

昔の江戸時代、火消しの人たちは火事が起きると梯子に登って、火が出た場所や風の向き、家の並びを上から見て確認していました。

火事が広がるのを防ぐために、燃えそうな家に梯子で登って「纏(まとい)」という旗を回すこともありました。この纏には「これ以上火を広げないぞ」という意味が込められていました。

梯子に登ったり纏を持つ人たちは、火事場で高い場所に登る仕事だったのでとても危険でした。でも、その勇敢な姿から、江戸の町でとても人気のある職業だったそうです。

火消しの人たちは日頃から梯子に登る練習をして、バランスをとる力や勇気を鍛えていました。その技がいつしか出初式で披露されるようになり、今もその伝統が続いています。

梯子乗りの技にはいろいろな種類があり、大きく4つに分けられます。

頂上技は梯子のてっぺんで行う技で、全部で16種類くらいあります。
返し技は背中を使う難しい技で、12種類くらいあります。
輪っぱという紐を使う技もあって、これも12種類くらいあります。
途中技は梯子を上り下りしながら行う技で、12種類くらいあります。
今は便利なはしご車がありますが、火を消す仕事が危険なのは昔も今も変わりません。

出初式は空気が乾燥する冬に行われます。梯子乗りの技や消防車の一斉放水を楽しみながら、火事を起こさないためにどうしたらいいかを考えるきっかけにしてみてください。

江戸時代から続く勇気の技!出初式の梯子乗り

昔の江戸時代、火消しの人たちは火事が起きると梯子に登って、火が出た場所や風の向き、家の並びを上から見て確認していました。

火事が広がるのを防ぐために、燃えそうな家に梯子で登って「纏(まとい)」という旗を回すこともありました。この纏には「これ以上火を広げないぞ」という意味が込められていました。

梯子に登ったり纏を持つ人たちは、火事場で高い場所に登る仕事だったのでとても危険でした。でも、その勇敢な姿から、江戸の町でとても人気のある職業だったそうです。

火消しの人たちは日頃から梯子に登る練習をして、バランスをとる力や勇気を鍛えていました。その技がいつしか出初式で披露されるようになり、今もその伝統が続いています。

梯子乗りの技にはいろいろな種類があり、大きく4つに分けられます。

頂上技は梯子のてっぺんで行う技で、全部で16種類くらいあります。
返し技は背中を使う難しい技で、12種類くらいあります。
輪っぱという紐を使う技もあって、これも12種類くらいあります。
途中技は梯子を上り下りしながら行う技で、12種類くらいあります。

まとめ

今は便利なはしご車がありますが、火を消す仕事が危険なのは昔も今も変わりません。

出初式は空気が乾燥する冬に行われます。梯子乗りの技や消防車の一斉放水を楽しみながら、火事を起こさないためにどうしたらいいかを考えるきっかけにしてみてください。

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